ロンドンでデポジットが返らないケースと対処法
Japan Sales & Lettings Agency Ltd
1986年創業、ロンドン専門の日英バイリンガル不動産エージェント。日本人駐在員のお住まい探しと物件管理を長年サポート。
この記事では「ロンドンでデポジットが返らないのはどんな時か、どう対処するか」という疑問にお答えします。結論から言うと、清掃不足・壁の傷・カーペットの汚れ・家具破損・鍵紛失・家賃未払いが主な減額理由で、入居時inventoryへの立ち会いと写真証拠が最大の予防策です。減額に納得できなければADRに無料申立てできます。
JSLAは1986年創業のロンドン専門の日英バイリンガル不動産エージェントです。本記事では減額・没収されるケースのパターンと対策を整理します。デポジットの基本ルールはロンドンのデポジット返金ルール完全解説をご覧ください。
減額・没収される6つのケース
ケース1: 「プロフェッショナル清掃の不足」――契約上「professional cleaning」が義務付けられている物件で、テナントが自分で簡易清掃しただけだと、大家がプロ業者に依頼した費用(2ベッドルーム£250〜£400)がデポジットから差し引かれます。
ケース2: 「壁の穴・傷」――壁にネジ穴を空けた絵画・棚を設置した場合、退去時に補修費用(穴1つあたり£20〜£50)が請求されます。原状回復のため、フィラー・パテで自分で補修してから退去するのが基本です。
ケース3: 「カーペットの汚れ・染み」――食べこぼし・赤ワインの染み、ペットの粗相などは、プロのカーペットクリーニング費用(£100〜£300)が請求されます。被害が大きい場合はカーペット張替費用(£500以上)の請求もあり得ます。
ケース4: 「家具・家電の破損」――Furnished物件で家具・家電を破損した場合、修理または同等品の交換費用がテナント負担となります。「経年劣化(fair wear and tear)」の範囲を超える損傷が対象です。
ケース5: 「鍵・通行証の紛失」――玄関の鍵紛失は鍵交換費用(£100〜£300)、Concierge発行の通行証紛失は再発行費用(£20〜£50)が差し引かれます。
ケース6: 「家賃の未払い」――最終月の家賃を「デポジットから差し引いて」と勝手に判断するテナントがいますが、これは契約違反です。家賃は最後まで支払い、デポジットは退去後の精算で返金される正しい順序です。
予防策と異議申立て
予防策: (1)入居時のinventoryに立ち会って詳細記録、(2)入居中の状態を定期的に写真撮影、(3)退去前に自分で簡易補修・清掃、(4)退去日にcheck-out立ち会いで気になる箇所を一緒に確認、(5)契約書の特約条項を事前に確認、です。退去手続き全体はロンドン賃貸の退去時のルールをご覧ください。
減額に異議がある場合は、デポジット保護スキーム(MyDeposits、TDS、DPS)のADR(代替的紛争解決)に無料申立てが可能です。法的拘束力のある裁定が下されます。保護制度の仕組みはロンドンのデポジット保管制度とはをご参照ください。
JSLAの管理物件では、入居時inventoryの徹底、退去時の立ち会いサポート、デポジット精算交渉の代行まで日本語で対応しています。
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